南アフリカランド サラリーマン投資家の小遣い稼ぎ

サラリーマン投資家である一太郎による投資記録です。

IMFの警告

IMF南アフリカに警告を出しています。
もし、国営企業の債務が上がり続けるようであれば、更なる財政の悪化につながるだろうとしており、2月までに解決しなければ市場の心理悪化につながり調達資金のコスト増になると述べています。
既にそうなってる気がするんですけどね。。。
まぁ、更にひどくなるって事でしょう。

2月と言ってるのは次の予算演説がそこにあるからです。
IMF格付け会社の動向を気にしており、更なる格下げは危険との認識です。

今週11月24日にムーディーズの格付け発表があります。
普通に考えて格下げでしょう。
個人的にはムーディーズの方はランドにあまり影響しないんじゃないかとは思いますけど。
既にだいぶ織り込まれてるはずだし。

また、S&Pも同じ日に見直しが入ります。
格下げにはならないでしょうが、見通しの悪化が認められるとランド急落の恐れがあります。
こっちの方が怖いですね、ランドには。

ロイターがジンバブエ情勢で、うまく合意が出来なければムガベ大統領が今日日曜日にも解任されるかもしれないと報道しています。
ジンバブエの与党ZANU-PFで中央会議(Central Committeeって書いてあります)を本日開催してムガベを外す方向です。
大統領への抗議活動は数万人にも達しているそうです。
こりゃもう決まってますな。

合意ってどんな合意でしょうね。
ムガベ大統領と妻のGrace Mugabeは退任するぐらいなら死ぬって言ってるそうです。
嘘つけ~とか思いますよね(笑)
死にたくないから、居座るって話でしょ。

南アフリカもアメリカも中国も差し当たり、ムガベ大統領の辞任に反対する所はありません。
国内でも海外でも、この状況ですから時間の問題でしょうね。
南アフリカでは、ムガベの亡命を受け入れろと言う政党も出ています。
その方がより早く、ジンバブエ国民にとってよりよい条件での政権交代になると考えているそうです。

一方で、南アフリカ野党最大のDAは亡命を受け入れるべきではないとしており、理由は人権侵害を挙げています。
DAの方が正しい気はしますね。
ジンバブエから依頼があるならば、考えてもいいんでしょうけども。

でも、ムガベが辞めようが辞めなかろうが次の大統領が選挙もなしにほぼほぼ決まってると言うのが、この国の将来を暗示していますよね。
どっちにしても民主化される訳でもなく、国民もヤクザの親分を選ぶような思考なんでしょうから、あまり良くなるとは思えない。
他の国を見て、どう思うってるかって話はあるかとは思うんですけどねぇ。